日本のホイールの歴史は、東京車輪の歴史。
それは、1935年T型フォードのリム製造販売から始まった。
「さきがけ」としての東京車輪をご存知でしょうか
「昭和10年(1935年)、小野寺製作所の商号でT型フォードその他のリムの製造販売を開始する」。これは東京車輪社歴書の冒頭の一節です。T型フォードが日本を走る時代―――、スチールホイール専業会社として、それは「さきがけ」であり、70有余年の歴史は業界でも最も古い存在といえます。
日本の自動車産業の黎明期に関連用品会社としてスタートした小野寺製作所は、昭和24年と29年に会社形態・社名を変更。そして平成3年に現社名となり今にいたっています。取り扱うスチールホイールも、乗用車、小・中型トラック用、低床車用、そしてフォークリフトを含む特殊車両用と広範囲に及び、皆様の需要に応えてきました。
平成14年(2002年)、日本で始めて中国製の大型スチールホイールの輸入・販売を開始
品質の向上、そして中国製品への偏見を払拭する為、正興車輪集団と業務提携し、技術指導の提供に多大な努力を尽くしました。その結果、信頼性の高い高品質な中国製大型スチールホイールが完成しました。商品名[TKW]として現在の経済状況下、着々と販路を拡大し販売し続けています。
その経緯と現状については、[
TKW]頁内・
弊社会長インタビュー記事及び
製造会社紹介をご覧ください。詳しく掲載しています。
平成15年(2003年)、日本で始めて台湾製の大型鍛造アルミホイールの輸入・販売を開始
富成金属科技股份有限公司製。アメリカ・ドイツを始めヨーロッパへの輸出実績がある同社製品を「TMF」として取り扱い中です。
2012年ヨーロッパNO.1のホイールメーカーであるロナール社と合併し、ロナールグループの一員となる。
詳しくは新製品紹介頁又は[
TMF]頁をご覧ください。製造会社紹介も掲載しています。
平成22年(2010年)、正興車輪集団にて大型鍛造アルミホイールの生産開始
正興車輪集団有限公司(中国)に大型鍛造アルミホイール工場立ち上げのための技術供与をし、「日本国内独占販売権」を取得。
しかし、弊社はスチールホイールの取り扱いのみで、
70有余年の歳月を刻んできた訳ではありません
乗用車用アルミホイールの世界でも「さきがけ」として、数々の役割をはたしてきました
・昭和40年代初期のアルミホイールの大量生産委託と販売が、先ず第一です。それまでアルミホイールは高価な用品とみなされていたのを、大手のアルミ製品製造会社と協力し、量産化を図ることで入手しやすい価格設定を可能にしました。
・第二は――、昭和50年代初期の海外生産アルミホイールの販売開始でした。特に、台湾のメーカーと最初にジョイントしたのが弊社でした。コストの低減化は同業他社の参入を促し、結果、国内の市場は飛躍的に拡張しました。
多くの方々に、より良い製品をより安く提供する
東京車輪の過去・将来を通して不変の経営方針です。しかし、どの企業でも掲げるようなこの考え方を結実させるのは、実際には容易ではありません。変動する経済状況の中で、それを貫き通すのは、リスクをかえりみない実行力をもって現状を打破する「さきがけ」にならざるをえませんでした。
「さきがけ」となって、生産システム・製品管理・価格設定等を効率よく連動させ、大きな市場を確立させてきた弊社だからこそ、経営方針を結実させ、現在にいたれたと考えています。